7月に入ってもまだ無観客ですね。夏になれば収まるはずがコロナは勢いを増しているよう。都知事選も終わったし、夏にマスクで外出も危ないし、そろそろまた自粛を求められるんですかね。
しかし、競馬は続けてくれていますからしっかりと買っていくだけです。生で見られないのは残念ですが。
2020年下半期最初のG1は砂のダービーとでもいいますか、大井のジャパンダートダービー。
中央からは3戦3勝負け無しで出てくるカフェファラオが筆頭でしょうか。対して地方勢は地元南関東の東京ダービー馬エメリミットが筆頭となりますか。
カタカナ大好き大企業に推された順風満帆なオーストラリアの若手に、地方船橋で叩き上げの苦労人が挑む構図でしょうか。楽しみですね。
印を打つ上で過去の傾向を見ていくわけですが。大事なのは前走の成績のようです。
前走の傾向
前走で勝っている。これが前提のようです。
2012年以来8年連続でこのJDDの勝ち馬は前走で勝っています。
前走で負けている馬は過去10年では
2011年のグレープブランデー、前走はユニコーンステークスで2着。
2010年のマグニフィカ、前走は東京ダービーで3着。
この2頭のみ。
ただ、この2頭は、前走で負けた相手は出てきていないですね。
つまり、前走から逆転で勝ちに届いたわけではありません。
グレープブランデーの場合は、ユニコーンで負けたアイアムアクトレスが川崎の古馬牝馬重賞に向かったため出ていませんでした。
マグニフィカの場合は東京ダービー1着のマカニビスティーは出ておらず(色々ありました)、さらに2着のガナールは競走除外。
もし、負けている馬が勝つとしたら、それは負けた相手が出てこないことが必須条件になります。
前走で負けた馬がこのジャパンダートダービーで逆転した例は2007年のフリオーソまでさかのぼります。
フリオーソは東京ダービーで負けたアンパサンドをジャパンダートダービーで逆転、2着に沈めました。
2008年のサクセスブロッケンは前走で負けていますが、ダービーで最下位。まぁ芝は気にしないということでね。いきたいと思います。
ダービー前の端午ステークスは勝っていましたね。
ここまでが前走の傾向。
タイム面
今度はタイムを見ていきます。
今年はユニコーンステークスの勝ち馬カフェファラオ
兵庫チャンピオンシップの勝ち馬バーナードループ
鳳雛ステークスの勝ち馬ミヤジコクオウ
東京ダービーの勝ち馬エメリミットが出てきます。
それぞれ過去5年で勝ち馬を輩出している好相性のレースです。
まずは、ユニコーンステークスですが
カフェファラオは稍重で1:34.9
このレースを過去に勝っている馬と比べると
休み明け前はどえらい強かったルヴァンスレーヴは重馬場で1:35.0
最近は南関東で走っているノンコノユメは稍重で1:35.9
同じ馬場状態のノンコと比べても速いし、足抜きがよく走りやすそうな馬場だったルヴァンスレーヴと同じようなタイム。これは強そうです。
兵庫チャンピオンシップのバーナードループは良馬場で2:01.7
昨年のクリソライトは重馬場で1:57.3 馬場状態が違うとはいえ4秒ですか・・・
良馬場で考えるとこのレース3着のタガノディグオは2:00.6であまり変わらない。このレース2着の経験があり、春競馬のG1で波乱を演出したケイティブレイブは2:00.2
まぁまぁ、少し遅めな感じですね。
鳳雛ステークスのミヤジコクオウは良馬場で1:51.0
キョウエイギアがこのレースから勝っていますが1:51.3
同じくらいですね。ちなみに2014年のこのレースの勝ち馬カゼノコの鳳雛ステークスは1:52.2なのでこいつよりはだいぶ速いです。
最後に東京ダービーのエメリミット 良馬場で2:06.9でした。
東京ダービーから連覇といえばヒガシウィルウィン、この馬は重馬場で2:06.9
大井って重馬場と良馬場ではどちらがいいんでしたっけ。足抜きがいいダートのほうが走りやすい、重馬場のほうがタイムが出やすいと考えれば
ヒガシウィルウィンと同タイムを良馬場で出したエメリミットは強そう。
ということでタイム面で4レース見ましたが、やはりカフェファラオが強そう。エメリミットは波乱のダービー馬でしたがタイムの裏付けはありそう。
予想
では、予想です。
本命は2番カフェファラオ
やっぱり負けなしで強そう。馬柱の額面でも強いですよね。新馬戦でバーナードループを1.6秒ちぎってますし。
逃げて勝って追い込んで勝って、前走のユニコーンではハイペースを番手で追走して圧勝。
ちょっと地方が初めてやからとかどうでもいい感じがします。
地方のダートが苦手だったり小回りコースが苦手だとしても、力で解決してしまいそうです。レーンは捕まってるだけでいけそう。
対抗に5番フルフラット
前走で勝っていないといけないと傾向で決めて。負けていると逆転は難しいと決めて。そうやのに、フルフラットです。
前走、ユニコーンで1.7秒差と決定的な差をつけられました。
しかし、あのときはサウジ帰りの休み明け。日本の空気感に慣れて叩き2走目での前進に期待します。
サウジで2着に負かしたミシュリフはこの前の日曜日のフランスダービー・ジョッケクルブ賞で勝ちました。
ほんまに強い馬を負かしています。
ダートの質が違ったり適正云々はあるやろけど・・・
とにかく強さに期待です。
3番手に3番バーナードループ
前走でぎりぎり捉えたダノンファラオをものさしにすると
鳳雛ステークス組のほうが強そうです。
しかし、地方のダートの経験というところでこちらに強みがあると見ました。
4番手に1番エメリミット
中央馬があまりにも強そうなので、ここの印です。が、強いですよ。
ダービーの前哨戦で負けた相手をダービーで抑え込むというのは、このジャパンダートダービーの勝ち馬ヒガシウィルウィンを彷彿とさせます。
もしかしたら、苦労人の山口が一気にG1ジョッキーへ。あるかもしれません!
と思いたいけど、カフェファラオは強そうやねんなぁ
5番手に12番ダイメイコリーダ
鳳雛勝ちのミヤジコクオウちゃうんかい!!というところですが2着のこちらから。
2勝クラス条件で勝ちきれていないのでだめな気もします。
ルヴァンスレーヴの2着だったオメガパフュームも、このレースの2009年の勝ち馬テスタマッタも1000万条件、いまの2勝クラスを勝っています。
過去の傾向からいくとだめなのですが。
この馬が逃げそうな気がしていて、ペースをコントロールできれば残れるかもしれない。そう期待しての印です。
さぁどうなりますか、水曜日が楽しみです。