このまえ、三河の中村が審判の判定に煽りながら疑問を呈したXのポストについて
Bリーグが処分を下していました
そらそうよなとも思います。審判の判定に事後でSNS上はちょっとなぁ
ただ、これが処分されるのに
シーズン開幕あたりにあったアルティーリ千葉による他チームのファンサポーターブースターへの侮辱?揶揄?嘲笑?のツイートは消したら問題なしなんやなとモヤモヤ。
これ、あとで削除するんだろうな。 pic.twitter.com/hnXYX72TkX
— ごま (@m510) 2023年10月9日
千葉関係者のツイート。
— なまはげ小僧 (@NamahageBoy524) 2023年10月9日
他人に迷惑をかけたり不快にさせたりしない限りバスケットの楽しみ方は人それぞれだと思うのです。
アルティーリ千葉さんが「変な被り物や選手の顔のうちわ」が嫌いなのであれば明文化すればいいし、我々アウェーブースターは千葉に行かずお金を落とさない様にすればいいだけ。 pic.twitter.com/NPJ3kmlLCQ
このツイートですね
本人が消した上にすぐに鍵をかけたので謝罪の内容は見えませんでしたし、しかも今はアカウントを削除してしまったらしいので確認するすべはありません。
個人的には審判への揶揄より悪質な気がするのですが、何もありませんでしたね。
感情的には言いたいことが山程ありますが、この記事ではできるだけ理性的に
どれだけの悪いポストだったかを考えつつ、リーグが処分しない理由を考えたいと思います。
大勢の人はただの失言やなぁと思って流したと思うんですけど
リーグの根幹にも関わる問題やと思うので
自分がどう考えたのか残しておくために残しておきます。
細かいことを書きましたが概要を拾ってください。
まず、
このツイートが悪質と考える理由
- 相手を特定していない
- 現場観戦に不安を感じさせる
- 観客を追い出すような発言である
- 相手を貶めつつ千葉を貶めることになるポストである
相手を特定していない
これは商売的な話もありますが、
ネクサスセブン今野さんのポストはどの試合を見たか書かず、他チームということでB1,B2だけしか見れないバスケットライブで見ていたとしても37チームが対象になるし、B3も考えたら55チームが対象になる。
あのチームのとか言うてくれれば、相手チームはそれをあおりと受け取る寛容さがあれば笑いにするなり試合の際の企画にするなりできるけれども
これではただ言われっぱなしなだけ。
主語はもうちょっと明確であるべきだと思います。明確にしてもこのポストはあかんけど
あと、どの事象かわからないのはかなり怖いです
もしかしたら川崎のファンクラブでもらったうちわかも・・・
現場観戦に不安を感じさせる
チームによっては被り物を公式で売ってますよね。茨城のわら納豆の帽子は私も大好きです。また売ってほしい
仮に茨城であれば、地元の名産品とかを考えてチームが作った商品であるわけです。
そしてそれを応援するために購入して被って一体感を出そう、チームを応援しようというファンを嘲笑するチームは存在してはならないと思うのです。
だって不安ですよね、これ買ったら馬鹿にされるのかなって思いながら応援せなあかんって。
しかも直接言われたりネタにされるのではなく、SNS上で自分の気づかないところでネタにされる不安はありますよね。
今回は文字だけでしたが、それが許されるならそのうち画像付き、動画付きで言われる不安もあります。試合はネットで配信されるのですから。
こうなるとグッズだけに限らず安心してみれませんよね、チームスタッフが、大きい主語にするならリーグ関係者が試合を見に来た人をバカにするなんて。
こんなの現場にいけません。もし子供が今野に見つけられて嘲笑されたら嫌ですもん。
ネクサスセブンって人気のあるブランドの人なんでしょう、クリエイティブの人やからセンスがあると思われてるんでしょう。そんな人から変なもの被ってるなんて言われたら、、、不安ですよね。センス悪いって言われる子供、親、不安ですよ。
観客を追い出すような発言である
〇〇しないようなA-xxの皆様のセンスの良さに大きく救われる
ファンから昇華してA-xxになったそうですが、センスの良い人間しか入れないようです。
もっと言うとXに存在しなくなりましたがこのアカウントからセンスが良いと思われないと千葉ポートアリーナに行けないわけです。
アルティーリ千葉がクリエイトする千葉ポートアリーナの観戦環境を汚染し、今野さんが救われなくなります。
つまり、今野さんのセンスに合わない人間は追い出されるべきなわけです。
で、これは千葉に限らずだと思うんです。Bリーグの観戦環境への苦言を加盟チームの人が言っているわけですから。
観戦規約などがあるのはわかりますがそれを超越した、しかも各個人の感性によるセンスを求められるというのは。。。これを認めるのですから、Bリーグ、敷居が高くなります。
相手を貶めつつ千葉を貶めることになる
他のチームを嘲笑しているわけですが、それを許すチームフロントスタッフ
ギャグや遊びの範疇かもしれませんが、戒告ぐらいはしておかないといけないのではないでしょうか。
他チームのセンスを嘲笑して貶めるチームなんやなと言うことで、A千葉自身を貶める結果になります。
そんなチームをバックアップする千葉市も残念やなと思いますし、千葉をアルティーリの色で染めるって
こんな嘲笑に染められる千葉なんて、、、存在しなくていいですよね。
千葉全体を貶めることになると思います。
ファンを揶揄嘲笑することをOKとするBリーグを考える
これぐらい問題ではない
規程の不備
これぐらい問題ではない
界隈で話題になっただけでリーグが見つけることがなかったのかもしれません。
また、気づいていたとしても、
本人が謝罪していたし、該当のポストは削除している。
そもそも問題と思っていないのかもしれません。ファンを揶揄するぐらい。
ただ、ファンの数を参入障壁として構えるリーグやのにファンを追い出すのは問題ないと捉えているかもしれません。
(千葉は商圏人口が多いのでハイセンスの人に障壁を上げても観客は来るかもしれません。ただ、首都圏以外はどうでしょう、4000人集めようと思えば人口のどれぐらいを呼ばないといけないのか。こんないやらしいポストを投げるリーグに来る人間は如何ほどでしょう)
規程の不備
選手の懲罰はバンバン行われるBリーグですが、フロントスタッフに対する規程はないのかもしれません。想定すらしていなさそうです。
シーホース三河 中村 太地選手規約・規程違反による懲罰について | B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイト
三河の中村の懲罰の歳に関連リンクとして提示された懲罰規定を見ています。
この中村の行為とほぼ同じですから同じ条項で処分できそうな気がします。
懲罰の根拠となった条項は以下の通り
「選手等が審判や審判による判定、相手クラブ、クラブ関係者に対して、SNS等を用いた不満表現、異論表現および批判行為をした場合
ア 1回目の場合:最大2試合の出場停止および罰金
イ 同一シーズン内で繰り返した場合:最大4試合の出場停止および罰金」
基本的に選手が対象になっています。選手「等」の「等」にどこまで含むかですがフロントスタッフは入れにくそう。またファンあるいはブースターを相手クラブ関係者とするのも難しそうです。
懲罰規程の第9条は「差別的・侮辱的行為」というものですが
「人種、肌の色、性別、言語、宗教、または出自等に関する差別的または侮辱的な発言または行為により、個人または団体の尊厳を害した場合、」となっており今回の発言は該当しなさそう。
あと違反者の話が選手かファンの場合となっており、フロントスタッフは該当しなさそうです。
懲罰規程を読む限り、フロントスタッフによる他チームのファンへの揶揄嘲笑は懲罰できなさそうです。
この事象から考えるべきと思うこと
そもそも今野さんってチームの中でどういう立ち位置?
そもそもネクサスセブン今野さんはフロントスタッフになるのでしょうか
2023-24シーズンも、今野智弘氏(クリエイティブディレクター)・木村和史氏(アーティスティックディレクター)・小野田行宏氏(クリエイティブプロデューサー) と共に、世界を魅了するクラブを創り上げます。
— ALTIRI CHIBA / アルティーリ千葉【公式】 (@altiri_chiba) 2023年10月6日
クリエイティブチームの想いと覚悟を綴った取材記事をぜひご一読ください。#アルティーリ千葉
共に創り上げるとなっていますが、クリエイティブディレクターはチームのフロントスタッフになるのでしょうか。
出入り業者ぐらいの立ち位置なのかもしれません。
他チームいじりはどうやって行うのか
クラブ同士の遺恨であったりファンのやり取りはあっていいと思うのです。
ただ、それは全方位を敵に回すものではなく当事者同士で行い、さらにセンスという謎の物差しで行うべきではないと思います。
フロントスタッフもリーグからの懲罰を受けることがあるように明記
これは見つからないだけで、規程が存在するかもしれません。
選手やファンの暴走は考えたけどフロントスタッフの暴走は想像していなかったのかもしれません。
Bリーグができた経緯を考えると、異なるリーグの統合、客を集めるために奔走する、自治体と連携し夢のアリーナを建造していくという流れできています。
他者を貶めるポストをする人間なんて想像できないでしょう。
ただ、いまは儲かるコンテンツになっています。
アルティーリの親会社のアトラエも儲かると思っての参入でもある気がします。(邪推かもしれません)
儲かる業界としてのBリーグになってきているのだとしたら、倫理観のない、リーグのことを考えずに自分たちが気持ちよく、そして楽しくて、できれば儲かればいいというプレイヤーが入ってくることもあります。
フロントスタッフへの縛りも必要なのではないでしょうか。
リーグの成長、観客数の増加、首都圏とそれ以外の差 リーグ全体で協力を
アルティーリは千葉ということで首都圏の一角ですし、数千万の人口を持つ首都圏から集客できます。
また後発のチームということでクリエイティブをアピールしているのかもしれません。
でも、これは大商圏にあるチームやからできることでしょう。
ハイセンスな人を呼べばよくてそういう人種だけでアリーナを埋められる。
しかし、首都圏以外でそんなことできるでしょうか。そんなことして生きていけるでしょうか。
リーグは成長し、今年も徳島と福井が参入しました。
ワールドカップの効果で観客も増えています。
開幕説は満員御礼が続きましたがここのところ勢いが落ちてきているように思えます。
チームの成績もあるでしょうが首都圏以外って盛り上がりが薄いんですよね。
バスケはチームの人数が少なくて済むことで、万単位の集客を必要としないため各地にチームが存在します。
首都圏以外の各地では小さい商圏の中で観客を増やそうと努力しています。
もちろん首都圏のチームも努力しているのでしょうが、分母が違いすぎるのです。
地元に密着して頑張っているチーム、応援するサポーターに対して
今回のように揶揄できるのは首都圏とそれ以外の差ということを考えてしまいます。
ほっといても客を集めやすい地域にいるから客に対して大上段に構えて言葉を出せるのだと思います。
日本は広い、様々な地域があるということをリーグ全体で考えていかないといけないのではないでしょうか。
結び
アルティーリには譴責ぐらいはあってもいいのではないでしょうか。
もしくはチームからコメントを出すとか。
と言っても何ヶ月も経っていますので、何もしなくていいでしょう。
バスケは儲かる業界になりました。それは今までのゴタゴタを解決した人たちや
現在のようにリーグが統一されてからの地道な活動の結果です。
これからも成長していく
そしてバスケやろうかって人が増えるには、ガラの悪い競技ではなく、楽しい競技だと思えるようでなくてはいけません。
観に行こうかって人間を増やすためには、安心感が必要です.見に行くことで嘲笑される競技であってはいけません。
そういう競技にするように協会ではなくトップリーグであるBリーグは行動してほしいなと思います。
アルティーリのクリエイターズストーリーっていうのがあります
今野さんの生い立ちはこのように書かれています
「1977年に生まれた今野氏がバスケットに触れた中高生時代はNBA周辺カルチャーやヒップホップが世界的に広がった時期。その影響で興味の方向性が徐々にカルチャー側に振れ、最終的にクリエイターとしてのキャリアに到達した。」
NBAの周辺のカルチャーとして、トラッシュトークがありますが
そのトラッシュトーク程度に思ってポストをしたのではないでしょうか。
だとしたら、トラッシュトークはコート内や仲間内でとどめておくべきで
見えない誰かに向けて大声でやるものではないのですよ。