2021年最初の大井開催は牝馬まつり、火曜日は3歳の準重賞桃花賞、そして水曜日、開催のメインは古馬牝馬の交流重賞TCK女王盃。1800mのレースです。
ここに中央から5頭地方から4頭の計9頭が集まりました。地方の他地区からは愛知のジェネラルエリアが来ていますが、重賞を勝っていないようでここでは厳しそうです。前走の名古屋の「新春盃(P)」のPはなんでしょうか、重賞ではなさそうですが・・・
南関東4競馬場のホームページで見られる過去5年間の結果を見ると
1番人気飛びがち
1番人気の勝ちは5年前のホワイトフーガのみ。1番人気の成績は(1,0,2,2)と飛ぶところまで見られるようです。安定感のない成績。
リピーター少なめ
リピーターも少ないですね、過去5年では2016年1着、2017年3着のホワイトフーガのみ。過去10年に広げると、13,14年と連覇したメーデイアはいるものの、あとはカラフルデイズとアクティビューティ。牝馬の地方交流戦線は出入りが激しいからリピーターが少ないのかもしれません。が、昨年覇者のマドラスチェックが出てきているのでリピーターが少ないのは気になるところです。
逃げは良くない
あとは逃げがとにかく決まらないようです。これは過去5年ですが、4コーナーの通過順位が1なのが2頭、2018年の勝ち馬ミッシングリンクと2017年の2着馬リンダリンダ。
3コーナーの通過順が1だった馬は1頭も馬券に絡んでいません。逃げるとよくない、4コーナー先頭でどうにか推しきれるかどうかということ。基本的には番手より後ろから。
というところを頭に入れながら予想をしていきます。
南関東の名手森泰斗が連勝中
2019年6番人気ビスカリア、2020年5番人気マドラスチェックと人気の落ちる馬で連勝中。波乱を演出しています。今年は連覇を狙ってマドラスチェックに騎乗。
ちなみにその前は戸崎が2連覇していました。
本命は7番ローザノワール
「逃げは良くない」なんて書いたそばから逃げ馬候補を本命にしてしまっています。
火曜日の桃花賞も、昨年は門別デビューの馬が馬券を独占しているからと書いておきながら門別デビューのティーズアレディーを1円も買わずに外しているのに。
それやのに、逃げがあかんと言いながら逃げ馬を買います。
前に行く候補としてこのローザノワール、プリンシアコメータ、マドラスチェックあたりでしょうが、プリンシアコメータは58kg、マドラスチェック56kgと斤量が重め。あまりグイグイペースを上げて攻められないような気がしています。
あまりガシガシ行きたくない逃げ争いになればローザノワールがスッと先頭に立ち、そんなにペースを上げずに行けると考えています。
番手が重い斤量で人気のマドラスチェックだとすれば、みんなはマドラスをマーク。マドラスも残ろうと考えれば、早めに前を捕まえに行きにくい。その間に上手くリードを築けるのではないか、そうするとあれよあれよと残ってしまうのではないか。
そんなスケベにスケベを重ねた荒れてほしい見立てです。
逃げのペースが早くならずに、番手も人気馬で動きにくいレース、これは逃げ馬に非常に有利に働くと思うんです。
石橋さん一発頼むで。
対抗に9番レーヌブランシュ
昨年の秋にこの大井1800mのコースを走って4着5着。馬券には絡めませんでしたが、伸び盛りの4歳、成長して前進はありませんか。
前を行く3頭を眺めながら、後ろからくるマルシュロレーヌに合わせて進出していく感じでどうでしょう。
あとはクロフネ産駒ですから。こうやって父親が亡くなったあとは走りがちですし。
3番手に4番マルシュロレーヌ
JBCレディスクラシックの前哨戦、いや、前奏曲、レディスプレリュードでは圧勝を見せ、これはもう一気にレディスクラシックも勝つわと思った本番でよもやの直線のもたつきで3着。人気を裏切る形となりましたが、この敗戦が今回の斤量にきいているようです。
先着を許したマドラスチェックは1kgもらって56kgなのに対し、マルシュロレーヌは55kg、これはいいことです。斤量分差が詰まると考えられます。
ならばアタマまで、差し馬もこのレースに向いている、アタマまで、と考えはしたものの、今回は前が有利と決め打ったレース、差しのマルシュロレーヌの印はここまで。
川田やからペース読むのもうまいし、来そうな気はしますが、ここは配当狙い。
4番手に5番マドラスチェック
昨年の勝ち馬でもありますし、昨年秋はこのコースで連続2着、安定感もあるし、ジョッキーは南関東のリーディング森泰斗。この上なくいい傾向は見て取れるのですが
今回1kg重くなった斤量が気になり、少し末脚が鈍ると見てこの位置。3着にマークするあたりの印で。
マークされるし斤量が重くては動きにくいと思うんですがね。
プリンシアコメータは58kgの重い斤量が気になったので切ります。
岩田名物の内からスルスルが決まってしまったらごめんなさい。